「えっ水飲むの?いいけど自分でお金出してよ?」
僕は当時21代、そして、彼女は、僕よりも15歳年上の大人の女性でした。
交際から3か月経ったころに初めて二人でラブホを利用しました。
彼女は年上とは思えないほど、ホテルのベッドで飛び跳ねたりと無邪気にはしゃぎ、まるでホテルを知らない若い少女のようでした。
そういった部分に、とても可愛さを感じどんどん好きになっていきました。
彼女の要望で僕たちはたびたびホテルでのセックスをするようになりました。なお、ホテル代は大体割り勘でした。
そして、何度目かのホテル利用のときに冒頭の発言が飛び出しました。
当時は乾燥しがちな冬ということもあり、行為後、僕はとても喉が渇いてしまいました。
無料ドリンクは飲んでしまっていたので、ホテルに備え付けの有料の水のペットボトルに手を伸ばしました。
そのとき、さっきまでベッドでくったりしていた彼女が突然、「えっ!!」と驚いたような声を出しました。
何事かと思いこちらも驚いて手を止めると、彼女が突如「その水有料だよ!!知らないの?!」と言い出し、また、「割高なんだから、飲むんなら自分で払ってよ?」と釘を刺されてしまいました。
当然、飲み物に値段は表示されているし、私はその水が有料であることは知っていました。
しかしそのように釘を刺された途端、なんだか冷めた気持ちになってしまいました。
たしかにコンビニで買うより割高ではあるものの、そんな権幕で怒ったように言わなくても・・・。さすがに気遣いやムードというものが無さすぎます。
お金が気になるなら、それはそれでもう少しソフトな言い方ってあるでしょう。(結局、備え付けの水は飲みましたし、その分は僕が出しました。)
一応その場で、行為後は喉が渇くものなのだからしょうがない、と軽く抗議はしましたが、あまり彼女に僕の気持ちは正確に伝わっていなかったようで、その後はホテルに入る前に近くの店で500mlペットボトルを購入するという、ちょっとずれた彼女なりの気遣いがされるようになりました。(確かに、その方が正規の金額で買えます。)
やはり年の差でしょうか。飲み物代でケチるなんてと、ドン引き。とても残念でした。
お金への価値観の違い
二人のお金への価値観の違いが生んだ、ドン引き体験です。
ホテルでの飲み物については、どちらの意見もわかりますが、あなたはどちら派でしょうか?
- 毎日行くわけでもなし、ホテルへ行ったときくらい、ケチる必要はない
- そんな無駄なお金使うのは、もったいない
ケチらなくても良いと言えばそうですし無駄と言えば無駄。
別途、色々入れるスペースがあれば良いのですが、ホテルによっては、買ってきた飲み物を入れるスペースが小さく、たった1本しか冷蔵庫に入れられないことの方が多いですね。
ちなみに管理人紗江が彼と長時間ホテルへ行くときは、ビールやワイン・おつまみなどをコンビニで買ってから入ります。
ワインクーラーで氷をもらい、プレイを楽しむのはとてもオススメです
さすがに夏だと、冷蔵庫に入れられないホテルでは、ビールがぬるくなってしまいますので、さっと飲める2本程度。
冬は、窓の外に置いたり工夫をします。
無料ドリンクは、セックスが終わり落ち着いた後、コーラやお茶を飲むという感じ。
これはたった何十円であっても、飲み物に無駄なお金を使う必要はないというお互いの価値観が合うからこそ。
どちらかがコンビニへ行くことをケチだと思ったのなら、それこそドン引きしてしまうことになります。
『比較的若い年代では、そんな少しくらいケチることない。』と感じる人の方が多いかも知れませんね。
ですから彼は【ちょっとずれた彼女なりの気遣い】と感じてしまったのですね。
付き合いがうまくいくかどうかは、男女関わらず価値観がもっとも大きな鍵となるでしょう。