【神性喜劇】日本編Vol14 初々しさと円熟と

【神性喜劇】 日本編

アキツヒコとアキツヒメ

 水戸(港)の神として生まれた双子のきょうだいアキツヒコとアキツヒメは河や海で遊ぶのが大好きです。

 二人はちょっぴりいたずら者です。水の中に潜ったり浮かんだりして水を泡立てたかと思うと鎮めたり、水面を鏡のように平らにしたかと思うと、またひどく波立たせたり。

 でも、働き者のところもあります。水が足りないところがあれば、そこに水を足してやったり、多すぎるところがあれば減らしてやったり。

 二人は毎日そんなふうに遊んだり、仕事をしたりしていました。ある時、水を波立たようとして二人で水の中をぐるぐる泳ぎ回っていると、アキツヒメの足がアキツヒコの頭にぶつかりそうになりました。アキツヒコは手を伸ばしてアキツヒメの足首をつかみました。

「いやん!」

アキツヒメは足をばたつかせましたが、アキツヒコは放しません。

「なんて、かわいい足なんだろう。」

アキツヒコはアキツヒメの足の指の間をいじり出しました。

「く、くすぐったいわ。」

アキツヒメは初めはくすぐったいだけだったのですが、なんだか不思議な気持ちになってきました。

「あ?」

「どうしたんだい?」

「あたし…、なんだか…変なの…。」

「どんなふうに?」

「ん…、身体のどこかが、なにか熱いような…。」

「熱い? 水の中にいるのに?」

「そう…、変だわね…。きっと、アキツヒコが変なこと…するからだわ。」

「おれが?」

「そうよ。そんなことろいじったりして…。」

「でも…やめないで…。もっと…し…てほし…い。」

アキツヒメの目はとろんと潤み、なぜか息が荒くなっています。

兄と妹のいけない秘めゴト

「足の指の間がそんなに気持ちがいいのかい? じゃあ、親指と親指の間ならどうかな。」

アキツヒコはそう言って、アキツヒメのすらりと伸びた両足の間に手を入れ、その手をスネからヒザ、そしてモモへと昇らせ、股の間に…。

「あぁ…ん。」

アキツヒメが身をくねらせるのを見ているとアキツヒコも不思議な気分になってきました。

「おれも…、どうしたんだろう…。なんだかむずむずする。身体の奥に何か熱いものが…。それが行き場を探してる。」

「その行き場は…、きっとここだわ…。あたしも…、とっても…むずむずするもの。」

アキツヒメは足を開いて見せました。そこには二枚貝のようなものが口を開いていました。貝の殻ほど固いものではありませんが、ヒダがいくつもあります。アキツヒコはそのヒダに触れてみました。

「はあ…ん。」

アキツヒメはびくんと震え、身体の奥から何かがほとばしる感覚に襲われます。アキツヒコもヒダとヒダをかき分け指をその隙間に差し込むと、身震いするような快感が訪れました。

ヌルっとしたものが奥から沸きだしてくるアキツヒメの貝と、アキツヒコのムクムクと大きくなってくる股から生えているもの。二人は誰に教わることなく、その二つを交わらせ行為に夢中になりました。

「あああ!」

アキツヒメは破瓜の傷みを感じました。

でも、アキツヒコにしっかり抱きしめられていると、その傷みは薄れていきました。そして、自分の身体の中でドクンドクンという生命のうごめきを感じると、なんともいえない幸福な気持ちになっていきました。

こうして二人は、河と海、それぞれに関係する神様を次々と生んでいきました。

  • 泡の神として、沫那藝神(アワナギノカミ)と沫那美神(アワナミノカミ)
  • 水面の神として、頬那藝神(ツラナギノカミ)と頬那美神(ツラナミノカミ)
  • 水の分配の神として、・天之水分神(アメノミマクリノカミ)と国之水分神(クニノミマクリノカミ)
  • 用水路の神として、天之久比奢母智神(アメノクイザモチノカミ)と国之久比奢母智神(クニノクイザモチノカミ)
水の泡を静めたり波立たせたり、水面を静めたり波立たせたり、天にも地にも水を配分したり、水の不足しているところに水を運んでやったり…、こうしたことは。これらの神様の働きによるものなのです。

絡み合う木々のように

イザナギとイザナミには孫までできてしまいました。しかし、まだまだ元気で若々しい二人です。

アキツヒコとアキツヒメの初々しいセックスに、二人はオノコロ島で初めてセックスをしたときのことを思い出しました。しかも、新しい家のかぐわしい木の香りは二人の情欲をいっそうかき立てます。

「この家に入るとなぜかお前を抱きたくてたまらなくなる。」

イザナギがその言葉を言い終わらないうちに、もう、イザナミの身体は後ろから抱きしめられました。

「あ…、でもまだ床の用意が…。」

「床なんかいい。このままで…。」

イザナギは立ったまま、手でイザナミの胸をいじりはじめました。そして、もうひとつの手がイザナミのホトへ伸びていきます。

「ん…、んん…。」

「どうだ。お前ももう我慢できなくなっただろう。」

「あ…、はぁ…、はぁ…。」

イザナミの息が荒くなっていきます。

「もっと気持ちよくしてあげよう。お尻を突き出してごらん。」

イザナミは言われたとおりにしました。窓枠に身を預けお尻を突き出すイザナミの姿は、これまでよりも艶かしくイザナギを高ぶらせます。

「イザナミ、ホトがキラキラ光って綺麗だ。」

イザナギは、そのテラテラ光りヌメヌメしたものを舌ですくいあげ、ペチャペチャズルズルとと音を立てながら味わいました。

「あぁ。恥ずかしいわ。そんな音立てないで。」

「ん?もっと音を立てて欲しいのかい?恥ずかしいことして欲しいんだろう?もっとお尻を突き出して、自分で広げてごらんよ。」

イザナミは言われた通りに、ホトをいっぱいに自分で広げると腰をくねらせ言いました。

「恥ずかしいこと…して欲しいわ。もっと音を立てておかしくなるくらい…に舐めて。」

イザナギはイザナミのホトがもっと広がるようにお尻を強くつかみ、顔をうずめて舐め続けました。時には舌を尖らせホトの中をぐるぐる刺激し、時にはホトの突起を吸い上げ…ビクビクと震えるイザナミの身体の反応を楽しむように…。

「あ…ぁ…!いいわ。もっと奥まで。もっとよ…もっと。」

イザナミはたまらず立ち上がり、破裂しそうなほど固く膨れ上がったモノをイザナミに突き立てました。

「あ、ああっっ!!」

「いい、いいぞ!」

イザナギはイザナミを抱きかかえながら、荒々しく腰を前後に振りました。まるで二本の木が互いに寄りかかりながら、風に激しく揺れているようです。

このセックスで生まれたのが久久能智神(ククノチノカミ)という木の神です。この神が生まれてから、大八島のあちこちで木がすくすくと成長し、深い森ができていきました。

現在、森林浴の効果がクローズアップされていますが、森の中で心地よくなるのはこのククノチのおかげかもしれません。




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