【神性喜劇】 日本編 Vol.3セキレイが教える“初めて”の体位

【神性喜劇】 日本編

セキレイが教える“初めて”の体位

使命を果たし終えた天の沼矛

小さな島はオノコロ島と名付けられました。自ずと凝り固まった島という意味です。

イザナギとイザナミの二人はヌボコを握りしめてオノコロ島に降り立ちました。

ヌボコはその島に突き刺さると、だんだん固まっていきました。

ヌボコは二人に最後の指南を授けました。

「まずは、お前たち自身の体をよく見て比べるがいい。そして異なったところを合わせるのじゃ。そして、セキレイを…。」

ヌボコの声はだんだん小さくなっていき、最後はもうよく聞き取れなくなってしまいました。

「ヌボコ様! ヌボコ様!」

二人がいくら呼びかけても、もう何も答えは帰ってきません。ヌボコは完全に岩の柱になってしまいました。

(註)オノコロ島がどこなのかはいろいろな説があります。沼島(ぬしま)、家島(いえしま)、友ヶ島といった島々がオノコロ島の候補地に上がっていますが、いずれも淡路島の周辺にあります。

淡路島の南西には鳴門の大渦潮が発生する場所があります。その巨大な渦潮は、なにもかもを回転させながら飲み込んでいく大くらげのように見えませんか?

候補地の中でも、淡路島の南にある沼島にはまるで矛の先が刺さっているような巨岩があり、渦潮にも一番近い位置を占めています。

神話の舞台はここかもしれませんね。

互いの身体を比べるイザナギとイザナミ

さて、ヌボコは使命を果たし終えましたが、二人の使命はこれからです。まずはヌボコに言われたようにお互いの体を比べてみました。

「イザナミ、お前の身体はどうなってる?」

「汝身者、如何成。」

「わたしの身体は、胸もふくらみ、お尻も大きく成ってるけど、合わさらないように成っているところがひとつあるの。」

「吾身者、成々不成合処一処在。」

「そうか。おれの身体は、筋骨隆々たくましく成長したが、成長しすぎて余ってるとこがひとつあるんだ。」

「吾身者、成々而成余処一処在。」

「だから、おれの余ってるところで、お前の合わさってないとこを刺して塞いでみよう。そうして、それで国土を生む。生むんだよ。どうだ。」

「故、以吾身成余処、刺塞汝身不成合処而、以為生成国土。生、奈何。」

「ええいいわ。とてもいいことだわ。」

「然、善」

イザナギはイザナミの合わさっていない場所に自分の余った肉塊を差してふさごうとしました。

「ん?うまく入らないぞ。」

「あ…、痛い…。」

「イザナミ、こうか? どうだ?」

「いや、こんなの痛い!」

二人はどんな体位ですればうまくできるのか、よくわかりませんでした。気持ちも身体も萎えしぼんでしまいました。

ところがそこへ一羽の鳥が飛んできました。

セキレイが教える“初めて”の体位

「あれは?」

するとさらにもう一羽の鳥が飛んできました。二羽の鳥はお互いをじっと見つめました。

そして少し大きな鳥が小さな鳥の背に乗り、尾を上下に振りました。

その行為が終わると二羽の鳥は仲むつまじげに羽を並べて飛んでいきました。

その時、二人の頭の中にヌボコの最後の声が響きました。

「セキレイを…」

「もしかすると、あれがヌボコ様の言われたセキレイなのかしら。」

「きっとそうだ。あのセキレイを見習えばいいということなのだろう。」

二人はまずお互いをじっと見つめました。

日本の古い言葉でセックスを意味する「まぐあい」は、「見合」、つまり目と目を合わせることです。

目と目を合わせると相手とセックスしたいという気持ちが嵩じてきて自ずとセックスに至るわけです。

二人は間近で目と目を合わせるとお互いの美しさにあらためて気付きました。

「ああ、なんていい男なのかしら。」

「ああ、なんていい女なのだ。」

イザナギはこういう場合、男から先に声をかけるべきではないかと思いました。

「イザナミ、女が先に言ったのはよくないぞ。」

「そうかしら? でもヌボコ様からはそんなことは教えてもらわなかったわ。」

イザナギはそれ以上何も言いませんでした。じっと自分を見つめるイザナミの潤んだ目の前では、言葉を失ってしまったのです。

そして、イザナギはイザナミを背後から抱きました。すると、ちょうどイザナギの手がイザナミの胸を触るのにちょうどいい位置に来ました。イザナギはイザナミの柔らかな胸を優しくなでました。

「あ…。」

イザナミは胸の乳首が堅く大きくなるのを感じました。イザナギはその乳首を初めはやさしく、そしてだんだん強くいじりました。

「あ…ん…。」

二人の息づかいはだんだん荒くなっていきました。そして、イザナギは片方の手では胸をいじりながら、もう片方の手を下げていきました。ちょうどイザナミの下のくぼみに手が達しました。

「んあっ…。」

「すごく濡れてる。今度はうまく行ける気がする。」

イザナギの方も準備ができています。イザナミの股からは矛のように堅く長く大きなものが飛び出ています。それをイザナミのくぼみに差し入れました。

「んんん…。」

さっきは無理矢理入れようとしてうまくできませんでしたが、今回はそっとそっと少しずつ入れていきます。背後から入れる方が角度もうまく合っているようです。

「ん〜!」

イザナギの矛は途中で抵抗に出会いました。何と言っても初めてなので、イザナミの処女膜はまだ固く開ききっていないのです。

イザナギはそこを無理に突破しようとせずに、押したり引いたり、上下運動を繰り返しました。セキレイの尾の動きのように。

イザナミの処女膜はこの動きでだんだん柔らかくなり、ついにイザナギの矛が突破する時が来ました。

「いやっ!」

イザナミは初めての感覚に衝撃を受けました。身体全体が矛と一体となったような感覚です。一瞬の痛みの後、強い快感が押し寄せてきました。

「…いい!」

イザナミの身体は大きく震え始めました。



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