人間は男も女もデリケート。特に、性的な快感は精神的な影響を大きく受けます。
女性が濡れるというのもその一つ。感じているのに、濡れない。多くの女性が悩んでいます。
その原因はさまざまですが、どう感じれば良いのかわからず『感じ方』を知らないというのも一つの原因。濡れないと悩んでいる方でも、オナニーで濡れやすい体を作れるかも知れません。
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オナニーで濡れやすくできる?
きもイク500人アンケートでは、82%の女性がオナニーの経験がありました。しかも70%の方が、15歳までにオナニーを経験しています。
ですがオナニーをしたことがあるか?と面と向かって問われれば、おそらく「したことはない。」と答えるでしょう。
『女が性的な欲求を満たすはしたない行為』というイメージが強いのだろうと予想できます。
オナニーに頼るほど気分が昂る私って欲求不満?オナニーに対して、羞恥や後ろめたさを持っている女性は少なくありません。しかし、それは違います。ですが、オナニーは決して悪い事ではありません。
濡れないのは気持ちの問題かも?
人にはそれぞれ、生まれ持った先天的なクセや生活環境で付いた後天的なクセが存在します。
- 指先の動かし方や力加減
- スマートフォンやグラスなどの持ち方や握り方
- 手や脚の動かし方
女性が濡れるのは単純なように見えて、実際はとても難しいのです。触られれば濡れる、そんな簡単な問題ではありません。
ですが多くの男性が、『女はこうすれば感じる』と決めつけた行動をとります。
アメリカのドリュー・ピンスキー医師はこう語っています。
男性たちはしばしば女性たちが皆同じであると信じていて、何かが1人の女性に対して上手く行ったと思うとその方法を親密になった他の女性全てに適用しようとし、これが大きな問題の1つとなっています。
そういった勘違いが女性に痛みを感じさせ、『濡れない私が変?』『SEXはこんなものなんだ。』と思わせてしまっているとも言えます。
一度セックスをそういった感覚で捉えてしまうと、固定観念により感じられなくなってしまってもおかしくありません。万が一とても痛いセックスを体験したならば、トラウマ的な感覚になってしまう可能性もありますね。
濡れにくい状況を作り出してしまうかも知れません。一度試して見て嫌だと感じれば、再度同じ事をすすんで試したいとは思わないでしょう。
クリトリス、中のGスポットやポルチオ、首や胸、乳首といった性感帯。それらが未開発のままの女性も多いと考えられます。
濡れやすくするために、オナニーで性感帯の気持ち良さを導き出し、カラダへ教えてあげてみてはどうでしょうか。
自分の快楽に向き合える
オナニーの最大のメリットは、自分のペースで好きなだけ快楽を味わって、じっくり快楽と向き合えることです。
2人での行為は、パートナーの意思も尊重しないといけません。尊重できないと、お互いに快楽を出し切れず悶々としたまま、行為が進んでしまいます。自分の快楽だけに集中するというのが難しくなりますね。
しかしオナニーならば『こう触ると濡れる』『この力加減で触ると気持ちいい』と言うように自分の快楽を集中して模索できますね。そして気持ち良くなる時の感覚や、オーガズムを迎える時の感覚を見つけ出せます。
また、新しい性感帯が見つかって、その上どんどん敏感になります。身体がオナニーで見つけた新しい性感帯が経験として覚え、【快楽を感じやすい身体】【濡れやすい身体】になっていきます。
濡れやすいオナニーは前戯の前戯
オナニーは濡れやすくなるための行為、言い換えれば前戯の前戯とも言えます。
性行為と言うと挿入や愛撫、オーガズムの導きまで何をするにもパートナーに任せてしまいがちです。現実の話、されるがままの愛撫や挿入で濡れやすくなる女性の方が少ないと言えるでしょう。
性行為は肉体同士の対話です。相手と対話をするには、何を伝いたいかを明確にしなければいけません。
それと同じで、オナニーで感じる場所や感じる度合いを知って『こう愛撫されると濡れるの』と自分の体を知って、パートナーに伝えることで行為が成り立つと言えます。
"オナニーはパートナーとの行為前の準備"。そう考えてみると、オナニーに対する羞恥や後ろめたさが拭えるような気がしますね。
濡れやすくするオナニー
指で触ってみる
自分の性器をまんべんなく触ってみましょう。
- 乳首は洋服の上から触る
- クリトリスの気持ちいい角度を探す
- Gスポットを、軽くかすめるように触ってみる
- そけい部に振動を与えてみる
まずは指で触ってみて、好みの快楽を見付けて下さい。そして、気持ちいい感覚を知っていきましょう。
気持ちいいと感じれば、徐々に濡れやすくなってくる可能性が高まります。可能なら、そのままオーガズムまで持ち込んでみて下さい。
ラブグッズを使ってみる
指で濡れる感覚をつかんだら、次はラブグッズを使って下さい。
ラブグッズはパートナーとの行為に感覚が近付くだけでなく、指ではできない振動も味わえます。
道具を使うと何か変なプレイみたいで、あまり良いイメージを持たない方も多いかもしれませんが、最近は女性用のラブグッズも数多く出ています。
色合いが明るかったり、小物として部屋に置いても大人のおもちゃだとわからないものもあります。オシャレな雰囲気のラブグッズがたくさんあるので、女性でも躊躇なく購入できるでしょう。
濡れやすくするオナニーは、自分が使ってみたいなと感じるものでリラックスして行いましょう。
ローター、バイブ、ディルド。さまざまなラブグッズで、指とはまた違う快楽を感じてみて下さい。女性用テンガ(ローター)の『iroha(イロハ)』も、可愛くて人気があります。
オナニーのやり過ぎは厳禁!
濡れやすい体になるようオナニーをするのは良い事ですが、やり過ぎには注意して下さい。
やり過ぎると自分のオナニーの癖でしか感じなくなってしまうので、濡れやすくしようと思ったオナニーが、逆にパートナーとの行為で濡れにくくさせてしまいます。
どの頻度がやり過ぎかは個人差があるのでわかりませんが、できるだけ控えめにしましょう。
オナニーで濡れやすいポイントを見つけたら
オナニーで自分の感じる場所・濡れやすい場所を見つけたら、パートナーにそっとお願いしてみましょう。
痛みや痒みなども含め肌で受け取る感覚は、言葉では伝えきれません。しかし、伝えなければ何一つも伝わらないままです。
最愛のパートナーとの性行為で得られる快楽をお互いに言葉で伝えると、関係が一歩また一歩と深まるでしょう。関係が深まって肌を合わせる精神的な喜びが高まると、それ以上に濡れやすくなるかも知れませんね。