オンナの濡れ事秘話 連載官能小説
第一巻 性感帯の分布図を描く女【Vo.2】
第1話はこちら⇒性感帯の分布図を描く女【Vo.1】
性感帯の分布図を描く女【Vo.2】
最愛のパートナーを愛撫する男
選手交替で、今度は清之助が全裸の万子を髪の毛から、きめ細かに愛撫しはじめたのであった。
性之助は万子と入れ替わり、万子の上になって自分の体重を両膝で支え、両手で万子の髪の毛に触り、最愛のパートナーを愛撫しはじめたのである。
万子の頭の天辺からソフトに左右の耳の方向に向けて、櫛削るように撫でてゆく。
「ああ。いい気持ち」
万子は下半身をダブツカセ身悶えはじめた。
「もう感じてきたか。万子も性感がかなり鋭くなってきたな」
性之助は膨張して17センチにも延び硬くなり、きょとんきょとんと蠕動するペニスをブラツカセながら、愛撫の対象を彼女の耳朶に転換した。
彼は万子の右耳の耳朶に口をつけて舐めはじめた。「わっ! あなたったら!」おもわず万子は飛びあがりかけた。
「耳朶って、凄く感じるのだわ」
「もっといくか?」性之助は軽く万子の耳朶を噛む。
「ああ。天に舞い上がりそう!」万子は思わず性之助の勃起したペニスに触れてしまう。
すると万子の手のひらには、ぬるぬるして生臭い愛液が塗されていた。
性感帯の王様といわれるペニスの亀頭部には、カウバー腺から分泌された青臭い分泌液が溢れているのだった。
万子の右耳の愛撫が終わると、性之助の赤い舌は、万子の左耳の耳朶に移動されていった。
彼は耳穴に自分の赤い舌を突っ込み、ぐるぐる回転させる。
「ああ! 溜まらない」彼女は思わず叫んだ。
彼の愛撫の手は、彼女の左耳に転換した。
右耳の愛撫とおなじパターンで耳朶から耳穴にいたるまで舌による愛撫はつづいた。時折、愛撫する部位を軽く噛み締めると、そのたびに彼女はモガキ叫む。
彼のペニスの亀頭部には愛液が溢れ、万子の下腹部に滴れ落ちた。
6拍子のピストン運動
性之助の愛撫の手は、万子の首筋から脇の下へ、腋毛の少ない彼女の脇の下から巨乳の乳首へ、豊かな巨乳の下から下腹部へと移動してゆく。
やがて彼の愛撫の手と舌は彼女の陰部に辿りついた。ふさふさと豊かな彼女の陰毛を掻き分け、彼の赤い舌は、平たく大きいバギナを舐めはじめた。
彼女の膣口は分泌された愛液で潤滑になっている。彼は彼女のクリトリスを強く舌で刺激していく。
「ああ!」
万子はぴくりとして、恍惚とした表情を輝かせた。
「ああ。もう溜まらない。早く入れて頂戴」
彼女にセガマレテ彼は左手で彼女の膣口を確かめ、右手でぬるぬるしたペニスをぐいとバギナに挿入した。
「ああ!あなた!!」
彼女は彼にしがみつき、更に野生の動物のような声を張り上げる。
「まず“2拍子”からはじめるか」独り言をいうように性之助はピストン運動をはじめた。
腰を据えて彼女にへばりつく。「とん、とん」と勢いよく、ペニスの亀頭部に“最初の快感”がはしる。その腰を引くと、「トン、トン」と“反復快感”が亀頭部に跳ね返ってくる。
「ああ!いい気持ち」
彼のペニスに走った“最初の「とん、とん」快感”と、そのあとで感じた「トン、トン」という“反復快感”が万子のクリトリスにも響いてきたらしい。
彼はピストン運動を“3拍子”に切り替えた。「とん、とん、とん」と“最初の快感”がはしる。するとその直後に「トン、トン、トン」と“反復快感”が跳ね返ってくる。
このようなパターンで彼は、ピストン運動を4拍子に転換し、さらにと「5拍子」に切替えてから「6拍子」へと進んでいった。
「いやぁ~!!ダメよ!おかしくなっちゃう!」
万子は性之助の背中を抓った。このアクションは万子が鋭く感じてきたときに湧きあがってくるサインだった。
オーガズムの絶頂に登攀
彼が、『オンナをイカせた』快感を味わいながら、一旦はソフトに腰を引くが、それでもオンナを許さなかった。
そのたびに万子は、「あぁっつ!」と喚きたてるのだった。
6拍子のピストン運動はつづく。
「ああ!!」
万子は性之助の背中を、さっきよりも強く飛び上がるほど強く抓った。
「あなた、もう射精してもいいよ」という、いつものサインである。
これまで射精を堪えていた性之助は万子の膣内に思い切り発射した。白く生臭いミルクは彼女の膣内に飛散した。
彼は彼女の腹部の上にのめり込んだ。ふたりはオーガズムの絶頂に登攀し、幸せのムードに包まれていった。
戯れの後の幸福感
ベッドの上で、性之助と万子が向き合い臥せっている。
「あなた!やっぱり、あたし“6拍子”が大好き!」彼女は彼の胸にうずくまり甘える。
「そうか。6回も快感が連続するからな」
「このピストンはまだ“6拍子”から“10”拍子までつづくのでしょう?」
「ああ。そのうち拍子をあげていくか。でも、身体がもたないかも知れないな。」
2人は笑い合った後、無言で抱き締め合った。
性之助は万子の背中を摩ったり、髪の毛を撫でたりして“後戯行為”をつづけてゆくのだった。