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【処女ビッチ物語】キミの事は好き、嫌い。

逆セクハラはご勘弁

「早く抱いて!」

天川から執拗に性行為を迫られる日も終わりが近い。明日は待ちに待った卒業式だ。更に言うと、今は放課後。後は卒業式のみだ。

明日には漸く逆セクハラが終わるんだと、悪海は軽く感動していた。しかし天川はそうでは無いようで。

「……処女じゃなきゃ、抱いてくれる?じゃぁ、私経験者になってくる。悪海に抱いてもらえるなら、私処女なんていらない。」

「何言って……っ!」

悪海は、なんだかモヤモヤするような気持ちになった。

悪海が天川を嫌いなのは処女ビッチだからだと、天川は勘違いしていた。天川は悪海が好き、悪海は天川が嫌い。それは二人とも知っている事実だった。事実だった、筈なのに。嫌いならなぜこんなに気になるのだろう?

天川のカオは、本気だった。悪海は思わず黙ってしまった。否、黙ったというより、見とれていた。何故だか、綺麗だと思った。

自分は何故この女を嫌いだったのか?今ではそれが分からない。

「……適当に処女、捨ててくるから。明日、抱いて欲しいな。抱いてね」

「ちょ、天川!」

天川は教室から飛び出した。悪海はすぐさまその後を追った。

追った、筈なのに。悪海は誰かにその腕を捕まれていた。天川は、見えなくなっていた。

モブおじさんならぬモブ男からの愛撫

「……っ」

「天川ちゃん……可愛いよぉ……ハアハア……」

天川は有言実行していた。天川はある空き教室で見知らぬ男と性行為に及ぼうとしていた。処女ビッチから忘れられやすいが、天川は清楚系優等生でカオもいい方で、早い話男子に人気がある。

天川は様々な男に誘われた。処女ビッチなトコロもいいと、一部の男子からは大絶賛だ。

男の手が天川の太ももに触れる。つつつ……と、イヤラシイ手つきで撫でる。胸も童貞臭い様な手つきで揉まれる。痛い、し、激しい。童貞とか乱暴にされるのが好きな人にはたまらない手つきだ。

はあはあ、と、息が荒い。男の興奮した息が、天川の耳にかかる。思わず小さく喘いでしまった。それをよしとしたのか、男のいやらしい手つきは益々ヒートアップする!

指が割れ目をなぞる。

「いやぁ……っ!」

「いやぁ?キミが望んだんじゃないか天川ちゃん」

クリトリスを乱暴に激しく撫でられ、愛液が物凄く溢れる。快感が気持ちいい。『でも…この不快感はいったい何だろう…』

自分をはしたないと思う。見知らぬ男はそんな自分に興奮し、それを舐めて、わざと音を立てて飲み干した。

「天川ちゃん、いれるよ……?」

「あっ、嫌ァアアアッ……!!」

男の指が一本、天川の綺麗なナカに入った。指がどんどん奥に入る。それはずぼずぼといやらしい音を立てる。まるで男性器の代わりみたいだ。

「ほらっ!ほらっ!イケっ、イケっ!」

「い、や、ぁ、アアッ……!」

ずぼずぼといやらしい水音。クリトリスとナカを弄られ好きにされている事。感じたくないのに、本当はいやなのに、感じる。

「ァアアアッ……!!」

「……ふぅ。イったのか?可愛かったよ、天川ちゃん。さて、そろそろ僕のモノをキミのモノ……」

ぐへへへへと笑う男には嫌悪感しか湧かない。しかし、これも悪海と性行為をするため。天川は覚悟を決めた。

その時。

「だっから、お前が嫌いなんだよ処女ビッチがぁああっっ!!」

凄まじい怒声とドアを蹴る音。ドアはついでに壊れた。悪海が、その場所に息を切らせてやってきた。

「あ……くうみ、くん……!」

「あああああ、悪海!?いやこれはだな、天川ちゃんが」

見知らぬ男は挙動不審になり、天川は反対に嬉しそうだ。

「大方知ってるから今すぐ消えろモブ男……!じゃないとお前のさっきのを全部言いふらしてばらまくぞ!?」

「ひええええええっ!!」

モブ男はズボンを履いてすぐさま消えた。早業だった。

「……本当にあんな人いるんだ」

漫画みたい、と、天川が言葉を続けようとした瞬間。

悪海が天川を勢いよく叩いた。

「とりあえず……天川さん、キミは許さないよ」

本当の気持ち

悪海は天川に自身の上着をかぶせ、言った。

「僕はキミが嫌いだ」

「……知ってるよ。処女ビッチだからでしょ?」

「違う。僕の事が好きすぎるからだ」

「何それ……。傲慢」

事実だった。図星だった。

「僕は、自分を大事にしない奴が嫌いだ」

「……っ」

天川は悪海が好きだ。だからこそ泣きそうだ。

「僕は、僕の事をまっすぐに見ている天川が…その…好きなんだ」

「えっ!?…でも、私処女ビッ…」

そう言いかけた天川の唇を、悪海の暖かい唇が塞ぐ。

「っん…ふ」

舌と舌が熱く絡み合う感覚…トロけるような恋人同士のキスのよう。

悪海は天川の露わになった太ももにそっと手を置いた。そして、ゆっくりと撫でた。

天川はさっきの男に触られている不快感が混ざった快感とは違い、ゾクゾクと込み上げてくるような疼きを感じた。

「あっ…」

ビクンと反射したように、反応する天川。ももを伝って流れる愛液。

悪海はその天川の反応を見て、最初試した時とは違った快感を感じた。

あの日天川の乳首を舐め勃起した時よりも、硬くそそり立っているペニス。天川を自分のものにしたいと強く感じたのだ。

濡れた割れ目にゆっくりと指を這わせると、天川はビクビクと体を震わせ声も出せないようだった。

指を挿し入れ軽く動かすと、まるで生き物のように動くのがわかった。

しかし悪海は、そこで中断しスカートを下ろし下半身を隠す。そしてキスをしながら、うなじに手を回すと抱き寄せ言った。

「キミが自分を大事にすると約束するなら、僕が処女をもらってやる。…いや、天川の処女は僕のものだ。」

「えっ!それって」

天川が悪海を見やると、悪海は微笑んでいた。

その笑顔は、天川が見た中で一番輝いていた。

ああ、ずるい、そんなの。天川のカオが、カラダが、熱くなる。

「今からホテルへいこう。恋人同士がするようなエッチ…な。」

(終)
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